
保育理念
知的好奇心のある子をめざして
「自分の好き」を見つけて夢中になり、大きく成長していく

「なぜ?」を尊重し、探究心を育てます
子どもたちがふと見せる 「これは何?」「どうして?」――その瞬間こそ知的好奇心の芽生えです。私たちは答えを急いで教えるのではなく、一緒に考え、試し、発見するプロセスを大切にします。言葉にならない仕草や視線も見逃さず、「なぜ?」を丁寧に掘り下げることで、学びへのワクワク感を大きく育てます。

「自分で選び、自分で決める経験を毎日デザイン
教室には “いつものおもちゃ” だけでなく、子どもたちが「やってみたい!」と感じる新しい素材や道具をそっと置きます。やる・やらないを決めるのは子ども自身。何を選ぶか、どう遊ぶかを任せることで、自分で考え行動する力と達成したときの納得感・満足感を味わいます。

遊びがそのまま学びになる主体的カリキュラム
子どもたちが夢中になって始めた遊びは、クラス内の小さなグループで芽生え、やがてミニイベントへと育っていきます。たとえば年中クラスの一角で始まった「お店屋さんごっこ」が、同じグループの仲間と相談しながら品物やルールを決め、クラスの中だけで開くミニ行事に発展するイメージです。遊びを起点に役割やルールを自分たちで考える保育をくり返すことで、自発性はもちろん、協力・コミュニケーション力も自然に伸びていきます。

失敗も大歓迎。安全に挑戦できる環境
「途中でダメ出しをしない」「やりたいことはとりあえずやってみる」が私たちのモットーです。大人は安全の見守り役に徹し、決めつけではなくチャレンジを応援します。転んでも、こぼしても、うまくいかなくても大丈夫。自分で考え直し再挑戦する経験が、後の集中力と問題解決力につながります。

体験・協調・挑戦で“未来を切り拓く力”を育む環境
AIやロボティクスが急速に進化する時代には、覚えた答えよりも「自分で考え、行動し、創り出す力」が欠かせません。当園ではまず 体験 を通して見て・触れて・感じる中で感性と想像力を養い、次に 協調 の場で友達や大人と意見を交わし互いを認め合う力を育てます。さらに 挑戦 を惜しまず応援し、小さな成功体験を積み重ねて自信と意欲を伸ばします。こうした循環の中で、一人ひとりの興味を起点に、変化の時代を切り拓く「知的好奇心」を育てます。

先生と子どもが共に伸びる「わくわくパートナーシップ」
先生は“教える人”というより、探検のガイド役。驚きや発見を子どもと一緒に体験し、夢中で楽しむ姿を全身で示します。この「大人も本気で楽しむ空気」が園全体に広がることで、学びの面白さが自然と連鎖。子どもも先生も互いに刺激を受け合いながら、新しい発想や挑戦が次々と生まれる環境をつくります。
保育プログラム

ダンス教室 ― リズムと表現力を育むヒップホップダンス
ダンス教室では、3歳・4歳・5歳のクラスごとに隔週でヒップホップダンスを行っています。外部から招いた専門インストラクターが、リズム取りやステップといった基礎から、少しずつ振り付けを組み立てる過程まで丁寧に指導。子どもたちは音楽に合わせて体を動かす楽しさを味わいながら、仲間とタイミングをそろえる協調性や、舞台に立つ自己表現力を育んでいきます。毎年、園内発表に向けて練習を重ねるのが恒例です。当日は、そろえた振りと自分らしい動きをミックスした元気いっぱいのステージが披露され、大きな達成感と自信につながります。

英語教室 ― 遊びながら“英語って楽しい!”を体感
英語教室は、3歳・4歳・5歳の各クラスを対象に、2か月に1回のペースで実施しています。英語の歌で体を動かしたり、色や動物の単語を使ったミニゲームに挑戦したりと、レッスンは終始“遊びモード”。ゲーム感覚で自然にフレーズを口にするうちに、子どもたちは英語の音やリズムに親しみを持ち、「もっと言ってみたい」「覚えたい」という気持ちを自ら引き出していきます。楽しい経験を重ねることで、英語が“勉強”ではなく“ワクワクすることば遊び”として定着し、将来の学びへの前向きなきっかけとなることをめざしています。

プロジェクトワークショップ―小さな好奇心がクラスの一大プロジェクトに
子どもたちの「やってみたい!」から始まった遊びは、まずクラス内で形づくられ、やがて園全体を巻き込むイベントへと発展します。たとえばお店屋さんごっこが起こると、何を売るか・どう並べるか・どんなルールにするか――すべてを子どもたち自身が話し合い、試し、改良しながら進めます。こうした年齢の違う子どもたちが力を合わせる過程で、自発性や創造力に加えて思いやりとコミュニケーション力も大きく育ち、楽しさと学びが園生活の一部として息づいていきます。